現役時代に散々働いてやっと定年を迎え、
少し寂しいながらも一息ついて安心していたところに
いきなり奥さんから離婚届に判を押せという、
無情な声をかけられる夫が増えてきているみたいですよ。
うちは大丈夫
そう言いきれますか?
そんな人に襲い掛かる恐怖の事態を回避すべく、いろいろ調べてみて
私も含めて気を付けたい点を纏めてみました。
✅ なぜ「定年後に離婚」は増えているのか?
2022年、日本で離婚した夫婦のうち、**20年以上連れ添った“熟年離婚”は23.5%**と史上最高を記録しました Engoo+6テレ朝NEWS+6note(ノート)+6。
離婚総数が減る中で、長く結婚生活を続けた夫婦の離婚が相対的に増えているのです。
背景には、寿命が延びたこと・役職定年による収入減・年金制度の変更などが挙げられます 朝日新聞。
たとえば、1950年の男性の平均寿命は約58歳。今では80歳以上でも元気に暮らせる時代です 朝日新聞+1note(ノート)+1。
定年後に夫婦だけの時間が急に増え、お互いの価値観や生活リズムのズレが浮き彫りになるのも珍しくありません。
そして、2007年の年金分割制度の導入により、離婚後の生活を経済面でも考えやすくなり、女性からの離婚申し立ても増えています trendhunter.com+8note(ノート)+8離婚問題に関する弁護士へのご相談はアディーレ法律事務所+8。
✅ 「定年後離婚」を防ぐ5つの秘訣
1. 夫婦の“共通の時間”を定期的に作る
定年後は毎日顔を合わせて過ごす時間が増えますが、それが「苦痛」に感じることもあるもの。
毎週「二人デー」を設定してみませんか?たとえば、月曜の午前中は散歩、金曜の夕方は地域のカフェでおしゃべりを楽しむ、など。
「決まった楽しみ」があると、単調な毎日が輝きます。
2. 会話の質を高める“話しの時間”をつくる
長年連れ添うほど、会話は「用件だけ」に終始しがち。
しかし、定年後は「好きな映画の話」「昔の思い出」「子どもの成長」など、**“楽しい雑談”**が夫婦仲のスパイスになります。
3. 収入や年金を二人で確認し、不安を共有する
役職定年や収入減で将来が不安になるのは当然のこと。
離婚につながる前に、お互いの不安を言葉にして共有することが大切です。
「今後どうしたいか」「足りない収入をどう補うか」を話し合えば、不安が減り、信頼が深まります。
4. 小さな「自分の時間」をお互いに持つ
一緒にいる時間が長いほど、息が詰まりやすくなります。
そこで、一人の時間を大切にするのも秘訣。
趣味や仲間との活動に参加すると、互いにリスペクトの気持ちが生まれ、夫婦の会話にも余裕が生まれます。
5. 「ありがとう」を日常にする
離婚希望のアンケートでは、「性格の不一致」「家事や家計への不満」が上位を占めています 神戸新聞+1朝日新聞+1。
そこで大切なのは、小さくとも感謝を伝える習慣。
「お茶を淹れてくれてありがとう」など、普通のことを感謝することで絆は深まります。
✅ 夫への具体的アクション例
-
月1回の「ぶらり散歩デー」を提案する
-
毎朝「おはよう」の一言に笑顔を添える
-
半日でも一人の時間を「作ってね」と声を掛ける
-
家計相談を2か月に一度、二人で話す場をつくる
-
月1で夫婦だけの「お小遣い使徒」予算を楽しむ
✅ ケース:定年後に絆を再確認した夫婦の話
Aさん(妻60歳、夫62歳)は定年後、ほとんど会話がなくなり「一緒にいられない」と思った日もありました。
しかし、月に一度の「カフェ回転寿司デ―」を始めたことで「今日は〇〇行こうか」と互いに話す機会が増え、笑顔で会話できる日々が戻ってきたそうです。
✅ Q&A よくある悩みに答えます
お悩み | アドバイス |
---|---|
「夫が家にずっといるとウザい」 | 息抜きの時間を提案。小旅行や趣味の時間がおすすめ。 |
「話したいことが思いつかない」 | 好きな本・映画の話から始めてみる。突然会話よりは自然。 |
「経済面が不安で離婚考えてしまう」 | 専門家やFPと一緒に将来設計を話し合う。安心が絆に。 |
✅ 結びに:離婚届を突きつけられないために
「定年後、夫婦でどう過ごすか」は、人生後半の最大テーマです。
離婚率が上がっているのは事実ですが、夫婦で協力し合い、話し続けることで、老後は“二人で楽しむ第二の人生”にすることも十分可能です。
離婚を防ぐには、
-
会話を続ける
-
感謝を伝える
-
経済面を二人で安心させる
-
個々の充実時間も大切にする
という、ほんの少しの工夫と行動で、毎日が変わります。
あってはならない事態が起きないために
この記事が役に立って
悲しい離婚の数が少しでも減ってくれれば
とても嬉しく思います。