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65歳でバイクの免許を取った話

趣味syumi

 
──遅いなんて言葉は、自分で作っていた
 

「もう歳だから」と言いたくない自分がいた

65歳の誕生日を前に、なぜだか心がざわついていました。
「バイクに乗ってみたい」――そんな思いが、ふと胸に湧いたんです。

既にバイクに乗っている息子との思い出づくりに
バイクで二人でツーリングがしたいって
急に思いついたのです。

まるで十代の頃のような衝動で、自分でも驚きました。

でもその時、頭の中にはすぐ“あの言葉”が浮かびました。

「今さら…」
「もう遅いよ…」
「ジジイがバイクなんて危ないだけ」
「そろそろやめろって言われる歳」

そうやって、自分で自分にブレーキをかける。
でも、ふと気づいたんです。
「遅い」って言葉、自分で作ってないか?

教習所に行ったら驚いた!

意を決して教習所に足を運んでみると、
衝撃の光景が広がっていました。
若者がわんさか…かと思いきや、

ジジババばっかり!(笑)

いや、本当に。
私と同じように「今からでもバイクに乗りたい!」という人たちが、
ちゃんと現場にいたんです。

見たところ、50代後半~70代前半と思われる方がたくさん。

それだけで、気持ちが楽になりました。
「自分だけじゃなかったんだ」
それって、すごく心強いことでした。

バイクへの憧れは、歳を取っても色あせない

バイクにまたがった時のあの高揚感。
エンジンの鼓動が体に伝わってきて、心がワクワクする。

正直、教習は簡単じゃありません。
転びそうになったこともあるし、もちろん転ぶこともありました。

教習所のバイクはバイクと人を守るように両側にバンパーが付いているので
よほどのことがない限りは怪我しませんね。

免許を取得して、自分のバイクを手に入れて
公道を走っていて転んでしまったら・・・

バイクには傷がつくし、怪我もするかもしれない。
おそらく自分の怪我よりバイクの傷のほうが
心が痛くなるに違いない などと思うと、

教習所に居るうちにさんざん転んで
どうやったら転ぶのかを体得しておくほうがいいと
考えるようになりました。

転ばないように注意しながらも
転ぶときは抵抗しないで転んでました。

もちろんいろんな技術も身に着けなくてはなりません。
車で公道を何年も走っていた、
とは言っても
若い頃に比べて体力も反射神経だって鈍ってます。
なので若い人が難なくクリアできる課題に何度も泣かされました。

でも、それでもなお、
「楽しい!」って気持ちのほうが勝ったんです。

人より時間がかかっても
ちゃんと卒業できましたよ。

恒ちゃんと初ツーリング 秩父


 

年齢を言い訳にしない人生を

定年を過ぎると、何かと「もういい歳なんだから」と言われがちです。

仕事を辞めても、年金だけでは生活は苦しい。
再就職すれば、給料は半分以下。

どこかで「自分はもう終わった人間だ」なんて、思い込んでしまいそうになる。

でも違う。
「もう遅い」と思う前に、**「やってみたい」**を大事にしていいのですよね。

今からでも何にでも挑戦できる自分。

65歳でバイクに乗ることができた。
それは単なる免許取得の話じゃありません。

**「まだまだこれから」**という、生き方そのものの選択だったように思うんです。

あなたの「やってみたい」は何ですか?

バイクでなくても構いません。
絵を描きたい、楽器を始めたい、旅に出たい……

そんな気持ちがふと心に湧いたとき、
それはきっと、人生の新しい扉が開こうとしているサインです。

もし今、「自分にはもう遅い」と感じている方がいたら、
私はこう言いたい。

遅いなんて言葉は、他人が決めるものじゃない。
そして、自分で作らなくていい。

さあ、次はあなたの番です。

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